このインタビューでは、ベルリンに住む元小学校教員の中村尚子さんが、自身の経験を通じて教育や文化の違い、そして実際に移住した経験について語っています。彼女は日本で11年間の教職経験を持ち、特に特別支援教育の分野での活動を行っていました。彼女の教育観は、海外の教育と日本の教育制度を比較する形で豊かに表現され、アメリカや欧州の特別支援教育、特にフィンランドにおける教育視察に大きな影響を受けました。中村さんは日本での教員生活を振り返り、特に教育現場における専門家としての役割について語ります。彼女は、子どもたちの支援だけでなく、保護者や周りの大人とのコミュニケーションにも重点を置いていました。彼女が海外に興味を持った理由の一つにも、教育に対する関心が大きく関与しています。
そんな彼女はアイルランド人の彼との結婚をきっかけに海外移住を決意しました。彼の転職活動でベルリンに仕事が見つかり、周りの友人からもベルリンの良い評判を聞いたことで移住先はベルリンになりました。ベルリン到着の際は、周囲の期待に胸を膨らませながらも、新しい環境に対する不安も感じていたことが明らかになります。また、インタビューでは彼女が現地の日本食を扱うスーパーで働くことになった経緯や、そこからの人脈の広がりについても触れられています。また、ベルリンの服装事情など普段の生活事情についても話しました。
教育は非常に重要なテーマであり、子どもたちの成長をサポートする際に教師の存在の重要性を再確認する意義や先生自身のケアの重要性を語っています。彼女は自身が得た経験や知識を日本に還元することができたらと願っています。最後に、彼女の発言を通じて、教育は単に知識を教えることに留まらず、人格形成にも重要な役割を果たすものであるというメッセージが強く伝わります。次回は、尚子さんの結婚についてのお話をお伺いします!
ゲスト:
ドイツ・ベルリン 在住2年目 元小学校教員・現フリーランス 中村 尚子
大学卒業後、教諭として約11年間公立小学校に勤務。アイルランド人パートナーの転職に伴い、2022年末にドイツ・ベルリンに移住。現在は日本の会社と契約社員としてリモートワークをしながら、ベルリンのスーパーマーケットにて勤務中。
ゲストQ&A
移住全般について
- 移住先はどこですか・どこでしたか?
- ドイツ・ベルリン
- その場所を選んだ理由はなんですか?
- パートナーの転職
- いつから移住先に住んでいますか・いましたか?
- 2022年12月頃
- いつまで移住先に住む予定・住んでいましたか?
- 未定
- いままでの海外遍歴を教えてください
- 大学生の時にアメリカに短期留学(3週間ほど)、社会人の時に教育関係の海外視察でフィンランドに2回、スポーツでアジア各国(タイ・マレーシア・韓国)やアイルランドに海外遠征、その他観光でヨーロッパ各地
- 移住前の英語・現地語のレベルはどうでしたか?どうやって勉強しましたか?
- 日常会話程度、アプリやチームメイトを通して勉強
- なぜ海外に移住したかったんですか?
- パートナーと一緒にいたかったから、外の世界に興味があったから。
- どうやって移住を実現しましたか?
- 事実婚→家族ビザを取得
- 海外移住してよかったことはなんですか?
- 新たな価値観を知ることができること
- 海外移住して大変なことはなんですか?
- 言語、特にドイツ語
- 将来的に他の国への移住も考えていますか?また、それはどうしてですか?
- 彼の転職次第
仕事について
- 職業は何ですか・何でしたか?
- アシスタントデザイナー、スーパーの店員
- 職業の種類を教えて下さい
- フリーランス(クライアントは日本国内)
- どうやってその仕事を見つけましたか?
- 日本企業は友人の紹介
ドイツは直接店で直談判 - 海外で働いてみてよかったことはなんですか?
- 日本について発信できること
- 海外で働いてみて大変なことはなんですか?
- 特にない、あえて言うなら日本人としての常識が通じないこと
- 日本でやってきたことで、海外でも役に立ったと感じる経験やスキルがあれば教えて下さい
- 英語力、企画力、物事を前に進めていく力
- 海外でキャリアを構築する上で特に意識していることがあれば教えて下さい
- 自分が興味があることはとにかくやってみること
- 将来的に日本に帰国し働くことも考えていますか?
- 未定