本エピソードのゲストは、ハンガリーの医学部を卒業後、現在はドイツで皮膚科医として活躍する吉田いづみさんです。
幼少期の病気体験から医師を志した吉田さんですが、高校時代に人間関係のトラブルから不登校や精神科入院という大きな挫折を経験します。日本の教育環境や協調性を求められるシステムに強い違和感を抱く中、「海外で医師になる」という新たな道を決意。18歳で単身ハンガリーへ渡航しました。
語学学校でのスパルタな環境や一人暮らしの苦労を乗り越え、名門センメルヴェイス大学へ進学。「ストレート卒業はわずか3分の1」と言われる過酷な海外医学部の現実や、世界中から集まる同級生たちと切磋琢磨した日々について語ります。挫折を力に変え、異国の地で夢を叶えた吉田さんのリアルな体験談は、進路に悩む人や海外挑戦を目指すリスナーに強い勇気を与える内容です。
ゲスト:
ドイツ在住 4年目 皮膚科医 吉田 いづみ
はじめまして。千葉県浦安市出身の皮膚科医、吉田いづみと申します。現在はドイツにて、小児皮膚科および遺伝性皮膚疾患を専門に診療・研究に従事しております。
2013年に千葉県立幕張総合高校を卒業後、ハンガリーへ渡り、McDaniel College BudapestにてPre-Medical Courseを修了しました。その後、2014年から2021年までハンガリー国立Semmelweis大学医学部に在籍し、医学を学びました。
在学中の2016年から2017年にかけては休学し、東京大学医科学研究所にて東日本大震災の健康影響に関する研究に従事しました。
2022年にドイツ医師免許を取得後、バイエルン州のUniversity Hospital Augsburg皮膚科に勤務。2023年にベルリンへ移住し、市内病院の皮膚科へ転勤。2024年12月よりMedical University Lausitz – Carl Thiem皮膚科に勤務しております。
ゲストQ&A
移住全般について
- 移住先はどこですか・どこでしたか?
- ハンガリー・ブダペスト、ドイツ・バイエルン&ベルリン&ブランデンブルク
- その場所を選んだ理由はなんですか?
- ハンガリー・ブダペストを就学先として選んだのは、医学部に英語プログラムが整っており、さまざまな国の学生とともに英語で医学を学べる国際的な環境に魅力を感じたためです。 ドイツを就職先として選んだのは、外国人医師も多く働きやすい環境が整っていることに加え、医師として安定した環境の中で経験を積み、長期的なキャリアを築いていけると感じたためです。
- いつから移住先に住んでいますか・いましたか?
- 2013年6月頃
- いつまで移住先に住む予定・住んでいましたか?
- 未定です
- いままでの海外遍歴を教えてください
- 2013/6 - 2021/6 ハンガリー・ブダペスト在住
2014/7 - 2014/8 アメリカ・ボストンにて語学学校に在学
2019/7-9 & 2020/12 - 2021/5 ドイツ・NRW州にて医学実習
2021夏よりドイツ在住 - 移住前の英語・現地語のレベルはどうでしたか?どうやって勉強しましたか?
- 英語:ハンガリー渡航後、3か月間の語学コースおよび1年間のPre-Medical Courseを通じて、医学を学ぶために十分な英語力を習得しました。 ハンガリー語:大学のカリキュラムの一環として約2年半ハンガリー語を学び、患者さんへの問診が行える程度の運用能力を身につけました。 ドイツ語:医学部5〜6年次に、ブダペストの語学学校に通いながらドイツ語を学びました。
- なぜ海外に移住したかったんですか?
- 高校生の時、姉妹都市のアメリカ人を観光案内する機会があり、そこでカルチャーショックを受け、より背景や文化の異なる人と接してみたいと思うようになったためです。
- どうやって移住を実現しましたか?
- 大学進学&就職
- 海外移住してよかったことはなんですか?
- とても生きやすく、「水が合っている」とはこういうことかと日々実感しています。
- 海外移住して大変なことはなんですか?
- 高校卒業後すぐに単身で渡航したため、「海外移住」というよりも、初めての「一人暮らし」に苦労しました。
- 将来的に他の国への移住も考えていますか?また、それはどうしてですか?
- まだ未定ですが、仕事でチャンスがあれば他の国への移住も考えています。
仕事について
- 職業は何ですか・何でしたか?
- 医師
- 職業の種類を教えて下さい
- 現地就職(現地企業)
- どうやってその仕事を見つけましたか?
- オンライン&知人の紹介
- 海外で働いてみてよかったことはなんですか?
- 外国人として生活し働くことは、良くも悪くも程よい距離感を保ちながら働ける部分があり、環境の違いを感じながら日々過ごしています。
- 海外で働いてみて大変なことはなんですか?
- 結局のところ、外国人として生活し働くことそのものに難しさがあると感じています。
学校について
- どういう学校に通っている・いましたか?
- 医学部
- 何を勉強していますか・いましたか?
- 医学
- なぜ海外で学校に通うことにしたんですか?
- ハンガリーの医学部には英語プログラムが整備されており、多国籍の学生とともに英語で医学を学べる国際的な教育環境に魅力を感じたためです。
- 海外で学校に通うことでよかったことはなんですか?
- 国籍や背景、文化の異なる世界中の学生とともに、一つの目標に向かって切磋琢磨できたことです。おかげで大学時代の友人とは、今でも頻繁に連絡を取り合ったり、会ったりする貴重な仲間になっています。
- 海外で学校に通うことで大変なことはなんですか?
- 「入るのは簡単だが出るのは難しい」と言われる環境だったため、試験に合格するための勉強の日々は、今振り返っても大変だったと感じます。
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