鍼灸師の原島さんが、いまドイツで勉強している代替医療ハイルプラクティカーについて教えていただきました。例えばドイツ発祥のクナイプ療法やアロマテラピー、オステオパシーなど多岐にわたって治療法を勉強しています。また、歴史的にはドイツのシャリテーベルリン医科大学が日本の西洋医学の発展に密接に関わっていて、現在でもたくさんのドイツ語の医学用語が使われています。が、実際にドイツに来てみたら通じない誤用も多く、それをクイズ形式でも教えてもらいました。人生のテーマとして「健康」を掲げる原島さん、ドイツにまで来て追求するその飽くなき探求心、治療することにかける熱い想いが伝わってくる素晴らしい話をありがとうございました。
ゲスト:
ドイツ・ベルリン 在住2年目 鍼灸師 原島 慈郎
はじめまして。長野県安曇野市出身で現在ベルリン在住の鍼灸、整体師の原島慈郎です。
2016年 帝京平成大学の鍼灸科を卒業後、帝京大学病院のペインクリニック科、帝京池袋鍼灸臨床センターにて計3年間研修
2015〜2017年 帝京短期大学で柔道整復を学ぶ
2017年 ゆうあい内科・脳神経クリニックにて勤務
2018年 フリーランスで訪問治療を開始。
2020年 週の半分は婦人科クリニックと提携した鍼灸院にて勤務
2022年〜ドイツベルリンに夫婦で移住
2023年〜Heilpraktiker Schuleにての勉強を始める。
DeJak友の会にて健康コラムを連載中
https://dejak-tomonokai.de/
HP: https://taira-shinkyu.amebaownd.com/
お問い合わせ先メール: hari.jiro.t@gmail.com
ゲストQ&A
移住全般について
- 移住先はどこですか・どこでしたか?
- ドイツ ベルリン
- その場所を選んだ理由はなんですか?
- ・恩師のドクターがドイツの治療法を使っていたこと。
・医学が進んでいるイメージがあったこと。
・パートナーの親友が住んでいたこと。
・コロナ禍を日本で過ごしたことが決め手です。 - いつから移住先に住んでいますか・いましたか?
- 2022年7月頃
- いつまで移住先に住む予定・住んでいましたか?
- 未定。今のところは長く住みたいと思っています。
- いままでの海外遍歴を教えてください
- アメリカ(2014年初めての海外旅行でカリフォルニア、ネバダ、アリゾナ、その後グアム)
台湾(2016年〜2020年まで中医学の研修の為に毎年)
中国(2018年上海で豪華客船勤務の下見の為)
韓国(2018年ソウル旅行) 2019年 1ヶ月バックパッカー
香港
ベトナム(ホーチミン)
カンボジア(プノンペン、シェムリアップ)
タイ(バンコク、チェンマイ)
シンガポール インドネシア (2020年バリ島) ポーランド(2022年クラコフ)
ポルトガル(2023年ポルト、リスボン)
イタリア(2024年ミラノ) - 移住前の英語・現地語のレベルはどうでしたか?どうやって勉強しましたか?
- ・英語 旅行で使う程度
・ドイツ語 渡航半年前からDuolingoだけ
ベルリンに来てから語学学校とオンライン授業B2 - なぜ海外に移住したかったんですか?
- ・ドイツの医学を学びたかったことと日本の治療を広めたかった。
- どうやって移住を実現しましたか?
- ワーキングホリデービザ
- 海外移住してよかったことはなんですか?
- ・治療を求めている患者さんが多くいたこと。
・自分の中の偏見に気づく瞬間が多々あること。 - 海外移住して大変なことはなんですか?
- ・部屋探し
・ビザ(予約を取ることから) - 将来的に他の国への移住も考えていますか?また、それはどうしてですか?
- 今のところはなし
仕事について
- いまの職業は何ですか?
- 鍼灸師 整体師
- 職業の種類を教えて下さい
- フリーランス(クライアントは現地・海外)
- どうやってその仕事を見つけましたか?
- イベントなどに積極的に参加し、周知してから患者さんの口コミで拡散していただいています。
- 海外で働いてみてよかったことはなんですか?
- 日本と働き方の違いを実感できること。
- 海外で働いてみて大変なことはなんですか?
- 言語面と施術場所の確保
- 日本でやってきたことで、海外でも役に立ったと感じる経験やスキルがあれば教えて下さい
- 治療の技術
- 逆に、日本でやってきたことで、海外では役に立たなかったと感じる経験やスキルがあれば教えて下さい
- 空気を読むところ。
言わなくても大丈夫だろうと思っていることは言わないと伝わらない。 - 海外でキャリアを構築する上で特に意識していることがあれば教えて下さい
- 日本での良いものは変えずに、悪いところは変えていく(治療に限らず)
- 将来的に日本に帰国し働くことも考えていますか?
- はい。(いつかは未定)